沖縄で新たに28人コロナ感染 宮古島市で4人


この記事を書いた人 Avatar photo 与那嶺 明彦
新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 沖縄県は8日、10歳未満から80代までの男女28人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。70代以上の高齢者は8人で、全体の4分の1以上を占めた。宮古島市では新たに4人の感染が確認され、県立宮古病院の入院者数は13人となった。県は今後も宮古島市で陽性者が増えれば宿泊療養施設の利用を進めるとした。

 県によると、この日発表された宮古島市の4人のうち、20代の男性会社員は保健所の聞き取りに11月11日からせきなどの症状がみられたと説明したという。男性はその後、家族から陽性者が出たため、検査を受けたところ今月7日に陽性が確認された。症状が出たとみられる日から26日が経過していた。保健所が詳細を調査している。

 新規感染者のうち11人が接触による感染と推定され、内訳は家庭内3人、職場1人、友人・知人3人、確認中4人。残る17人は調査中。行政検査は180件で陽性者は10人、保険診療で18人の陽性が判明した。

 直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者は17・91人で全国4位。感染者の累計は4613人となった。米軍関係は新たに嘉手納基地で4人、キャンプ・フォスターで1人、キャンプ・シュワブで2人の計7人の感染が確認された。累計は627人となった。