元五輪代表・大友愛さん「もっとバレー好きになって」 糸満で小学生ら指導


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大友愛さんの指導を熱心に聞く参加選手=5日、糸満青少年の家体育館(提供)

 【糸満】バレーボール女子元日本代表でオリンピアンの大友愛さん(38)を講師に招いた「大友愛さんバレーボールクリニック」が糸満市の糸満青少年の家体育館で5日、開かれた。当初、渡嘉敷村の国立沖縄青少年交流の家で実施する予定が、海上のしけで定期船舶が欠航し急きょ会場を変更して行われた。

 大友さんは、2004年のオリンピックアテネ大会に出場、12年ロンドン大会の女子銅メダル獲得に貢献した。13年5月に引退した。

 小学校のチーム、小禄南エンジェルス(那覇地区)18人、玉城クラブ(島尻地区)10人の選手らが参加した。大友さんは選手の技術力に応じ、動きの意味を分かりやすく説明しながら丁寧に指導した。「しっかりと自分の頭で考えながらプレーし、もっともっとバレーボールを好きになってほしい」と強調した。

 小禄南エンジェルスの上間ゆめさん(小6)は「メダルを持つことができ、とてもうれしかった」と声を弾ませた。玉城クラブの嶺井愛奈さん(小5)は「大友さんから教えられたことを頭に入れて練習を頑張りたい」と意気込んだ。
 (米田英明通信員)