護得久栄昇さん、やぎのシル―が生徒にメッセージ 働くことの意義を笑いで伝える


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丸刈りの生徒におそろいのかつらをかぶせる護得久栄昇さん=10日、豊見城市翁長の豊見城南高校

 豊見城南高校(儀間昌子校長)は10日、創立40周年記念事業として演劇集団FECの公演を同校で開いた。FECのお笑い芸人らが、劇を通してスマホ依存の危険性、働くことの意義などを伝えた。

 働くことの意義などを考える小喜劇「あぎじゃび商店」では、人気キャラクター「やぎのシルー」が「皆さんにしかできないことが、きっとある」と、生徒に熱いメッセージを送った。“名言”の後には、別の登場人物が「おなかがすいてきた。シルーにしかできないことは…」と狙いを定め、笑いを誘った。

 公演の後半では、大御所歌手の護得久栄昇さんが登場。新型コロナウイルス退治のために書き上げた「コロナチンダミ節」を披露したり、もらったら幸せになれるという名刺を配ったりして会場を盛り上げた。

 2年の玉城心愛さん(17)は「楽しく将来の夢を考えることができた」と語った。