米軍5機また低空飛行 渡嘉敷、座間味、旋回も


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渡嘉敷港上空を低空飛行する米軍機=6日午後2時ごろ(米田英明通信員撮影)

 6日午後2時ごろ、渡嘉敷村や座間味村で米軍機5機が低空飛行する様子が目撃された。米軍機とみられる低空飛行は昨年12月28日と29日にも座間味村の座間味島や阿嘉島で確認されており、年末年始にかけて目撃が相次いでいる。

 目撃前の時間帯に嘉手納基地からMC130特殊作戦機5機が離陸しており、この機体が低空飛行をしていたとみられる。沖縄近海には米軍の訓練空域・水域が設定されているが、今回目撃された両村周辺は含まれていない。

 渡嘉敷村では6日、渡嘉敷港の上空100メートル付近を低空飛行した。5機は同港と城島(標高110メートル)の間を抜け、旋回を繰り返した。

 座間味村では座間味島と阿嘉島、安室島で囲まれた「内海」周辺を低空飛行する様子が見られた。

 両村周辺ではこれまでも米軍機の飛行が度々目撃されてきたが、年末年始にかけての飛行ルートや高度の低さについて、島民からは「これまでとは全然違う」「相当異常だ」などの声が上がっている。