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トランプ氏罷免、民主が要求 大統領は敗北認める 【WSJ厳選記事】


北米

ツイッターに動画投稿「新政権は1月20日に発足」

By Natalie Andrews By Alex Leary
2021 年 1 月 8 日 11:44 JST 更新プレビュー


 【ワシントン】米民主党のナンシー・ペロシ下院議長(カリフォルニア州)とチャック・シューマー上院院内総務(ニューヨーク州)は7日、前日にドナルド・トランプ大統領の支持者らが連邦議会議事堂に乱入したことを受けて、合衆国憲法修正第25条発動によるトランプ氏の罷免、もしくは弾劾を要求した。

 シューマー氏は発表文で「昨日の議事堂での出来事は、大統領が扇動した米国に対する反乱だ」とし、「きょう中にも実施できる、この大統領を罷免する最も早く効果的な方法は、副大統領が憲法修正第25条を発動することだ。副大統領と閣僚が立ち上がることを拒むならば議会を再招集し、大統領を弾劾する必要がある」と述べた。

 議会警察トップは7日夜、辞任の意向を表明した。警察がなぜすぐに暴徒に圧倒され、彼らに建物内をうろつかせ、議会が大統領選の選挙人投票の集計手続きを遅らせざるを得なくなったのかについて、連邦議員が議事堂警備に責任を持つ当局者に説明を求め、その後調査を開始したことを受けたもの。

 司法省によると、今回の暴動に関連して15件の刑事告訴が7日中に提起される予定で、米連邦捜査局(FBI)はより多くの容疑者の特定に向けて市民に支援を求めている。

 トランプ氏は7日にツイッターに投稿した動画で、「新政権は1月20日に発足する」と述べ、大統領選での敗北を認めた。連邦議会の議事堂で発生した「無法な暴力」に憤りを覚えるとし、暴徒は訴追されるべきだと語った。また、「冷静になるべきだ」とも述べた。 

 トランプ氏は7日、ホワイトハウスにとどまり、公の場には姿を見せなかった。同氏はこの日、ゴルファーのアニカ・ソレンスタム氏、ゲーリー・プレーヤー氏、故ベーブ・ザハリアス氏に非公開で大統領自由勲章を授与した。

 暴動について、ホワイトハウスのケイリー・マクナニー報道官は記者団に声明文を読み上げ「恐ろしく、非難に値するものであり、米国流に反している」と表明。「大統領とこの政権は、可能な限り強い言葉でこれを非難する」と述べた。質問は受け付けなかった。

 多くのホワイトハウス当局者が6日、辞任した。その中には、マシュー・ポッティンジャー大統領副補佐官(国家安全保障担当)とメラニア大統領夫人の首席補佐官を務めるステファニー・グリシャム氏も含まれていた。

 政権高官やこの問題に詳しい複数の関係者によると、一部の政権関係者は修正第25条発動について予備的な協議をしている。しかし、大統領就任式を間近に控えており、トランプ氏を罷免する措置が取られる可能性は低く、ペンス氏も閣僚もそのような動きへの支持は表明していない。また、議会は休会に入っているため、弾劾の可能性も低い。




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