宮古島市長選きょう告示 17日投開票 現職、新人一騎打ちへ


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
(左から)座喜味一幸氏、下地敏彦氏

 【宮古島】任期満了に伴う宮古島市長選が10日、告示される。17日の投開票に向けて激しい選挙戦が始まる。無所属現職の下地敏彦氏(75)=自民、公明推薦=と無所属新人で前県議の座喜味一幸氏(71)=社民、社大、共産、立民推薦=が立候補を表明しており、2005年以来、16年ぶりの一騎打ちとなる公算。

 3期12年の現市政に対する評価に加えて、新型コロナウイルス対策や経済振興策、陸自配備などが争点になる。2月に浦添市、4月にはうるま市と連続して市長選が控えており、玉城デニー知事を支える「オール沖縄勢力」と、自民党をはじめとする保守勢力の双方ともに、重要な“初戦”となる。

 4期目を目指す下地氏は「安定した発展のために市政継続が必要だ」として、実績を土台に社会福祉などソフト面の施策を訴える。

 新人の座喜味氏は「市政を刷新し、生活第一を実現する」として、市民所得10%向上を政策の柱に据え、行財政改革を訴える。

 両氏とも10日は市平良の選挙事務所前で出陣式・出発式を開く。9日時点の選挙人名簿登録者数は4万4916人(男性2万2602人、女性2万2314人)。