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ペンス副大統領、大統領解任条項を発動せず 【WSJ厳選記事】


北米

By Kristina Peterson By Natalie Andrews
2021 年 1 月 13 日 10:48 JST 更新プレビュー


 マイク・ペンス米副大統領は12日、ナンシー・ペロシ下院議長(民主、カリフォルニア州)に書簡を送り、ドナルド・トランプ大統領を解任する憲法修正25条を発動しないと述べた。議会下院は、ペンス氏と閣僚らに修正25条の発動を求める決議の採決を数時間後に控えていた。

 ペンス氏は「このような行動方針は我が国の国益になると考えていない」とし、悪しき前例を作ることになると述べた。

 これに先立ち、米下院共和党会議議長を務めるリズ・チェイニー議員(ワイオミング州)は、トランプ大統領に対する弾劾決議案に賛成票を投じると述べた。共和党指導部で賛成の姿勢を示したのは、同氏が初めて。

 チェイニー氏は、トランプ氏が「暴徒を集め、この攻撃に火をつけた」と指摘。「その後に行われたことはすべては彼の仕業だ」と述べた。

 民主党はトランプ氏の罷免を巡って結束している。12日夜には、マイク・ペンス副大統領と閣僚に対してトランプ氏を罷免するため合衆国憲法修正25条の発動を要求する決議案を採決する予定。民主党は、ペンス氏が要求に応じなければ、13日に弾劾訴追を求める決議案の採決を行うとしており、下院では共和党の支持がなくても可決されるとみられる。

 一方、ドナルド・トランプ大統領は12日、数日ぶりに公の場に姿を現し、自身の罷免を探っている民主党を批判。記者団に対して、「政治史上で最大の魔女狩りが続いている」とし、そうした動きは「計り知れない怒りを引き起こしている」と述べた。さらに、大統領就任式の前後にさらなる暴力的な抗議行動が起こる可能性を巡り懸念が高まる中、「非暴力」を呼び掛けた。

 トランプ氏はまた、選挙で不正があったとの根拠のない主張で支持者の怒りを呼び覚まそうとしたことが先週の暴動につながったとの批判に対し、「私の演説は分析された(中略)。最後の段落、最後の文まで。そして誰もが、それは完全に適切だったと考えた」と弁明した。

 下院ではジョン・カートコ議員(ニューヨーク州)が12日、共和党議員としては初めてトランプ氏に対する弾劾決議案に賛成する意向を表明していた。その後、チェイニー議員に加え、アダム・キンジンガー議員(イリノイ州)も賛成する考えを示した。またピーター・マイヤー議員(ミシガン州)は11日、賛成票を投じることを真剣に検討していると述べた。




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