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ハリス次期米副大統領、多くの役割どうこなすか【WSJ厳選記事】


北米

By Tarini Parti
2021 年 1 月 19 日 12:36 JST 更新プレビュー


 【ワシントン】カマラ・ハリス次期米副大統領は20日の就任後、ジョー・バイデン次期大統領の相談役に加え、上院での採決が同数となった場合の最終決定票を投じるタイブレーカー役、さらには、指導部の多くが70代~80代となっている民主党の旗手役など、数多くの役割をバランスよくこなすことを強いられそうだ。

 ハリス氏の側近らによると、女性初、黒人初の副大統領となるハリス氏は、広範で漠然とした責任を負いながら任期を開始することになるだろう。同氏だけでなくバイデン氏も、ハリス氏が副大統領としてすべての決定事項について意見を共有しつつ、バイデン氏の手が回らないことについてはハリス氏が担っていくことになるだろうと述べている。

 バイデン氏は先月、「人事であれ物事の進め方であれ、最初にカマラと話し合うことなしに決めた事項はただの1つもなかった」と述べていた。

 78歳のバイデン氏は現在、健康上の問題を抱えてはいないものの、就任時には過去最高齢の大統領となるため、56歳のハリス氏は、大統領の地位継承順位でトップであるだけでなく、民主党の次期リーダー候補としてもより大きな注目を集めることになるだろう。現在、民主党の上院院内総務のチャック・シューマー上院議員(ニューヨーク州)は70歳、ナンシー・ペロシ下院議長(カリフォルニア州)は80歳だ。

 18日に上院議員を正式に辞任したハリス氏は今後、バイデン氏の副大統領時代を参考に、自身の副大統領像を作り上げていく意向だと側近らは述べている。バイデン氏も上院議員を務めたあと、経済危機の中で2009年に副大統領に就任し、その後はバラク・オバマ前大統領の頼れる側近となり、重要法案について議会との交渉を指揮した。

 ケビン・クレイマー上院議員(共和、ノースダコタ州)はカマラ氏について、共和党の上院議員らは信頼関係を構築できているとし、共に作業することにも前向きだと指摘。「彼女が上院議員を務めていたことは、彼女にとっても自分たちにとってもプラスだ」とし、「上院の文化やあり方について、彼女は理解している」と続けた。

 一方、共和党議員の中には、最高裁判事に指名されていたブレット・カバノー氏の公聴会などを例に挙げ、トランプ政権関係者やドナルド・トランプ大統領が指名した候補者らにハリス氏が公聴会で行った質問が芝居がかっていたと批判する向きもある。




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