コザ児童相談所を建て替えへ 沖縄県が次年度予算に3億円計上で調整


この記事を書いた人 Avatar photo 田吹 遥子

 県は2021年度の一般会計当初予算案に、コザ児童相談所の建て替え経費として3億円余を計上する方針であることが19日、複数の県政与党会派関係者への取材で分かった。予算案の総額はまだ確定していない。県は交付金の状況など、国の動向を注視しつつ最終的な予算案編成に向け調整を進めている。

 同日、県から県政与党会派へ予算案の説明があった。来年度の全体の事業数は260程度になる見込みで、うち70ほどで予算額が固まっていない。新規は20~30ほどとみられ、災害や感染症に対応する防災危機管理センターの整備事業費などが盛り込まれる予定。

 このほか、「豚熱(CSF)」の影響で久米島に避難しているアグー豚の小屋建設費や、宜野座村松田に移転予定の県立農業大学校(名護市大北)の実施設計費用も計上する見通し。