日米合同訓練、緊急事態宣言中の沖縄で2700人参加へ 陸自「コロナ対策徹底」


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昨年の日米共同訓練の様子=2020年2月9日、金武町の金武ブルー・ビーチ訓練場(又吉康秀撮影)

 【東京】陸上自衛隊は21日、金武町の米軍ブルービーチ訓練場で28日から2月6日にかけて、米海兵隊や海軍との日米共同訓練を実施すると発表した。長崎県を拠点とする水陸機動団など230人が参加する。

 新型コロナウイルスの感染拡大が続き、県が緊急事態宣言を発出しているさなかだが、一般市民との接触を最小限にとどめたり、日米の部隊が交わる場面を減らしたりするなど、感染症対策を徹底した上で実施するとした。

 訓練規模は米海兵隊が2500人、陸自が230人。ブルービーチでの訓練は昨年に続いて2回目で、日米共同の着上陸や、陸自ヘリによる昼夜間の発着艦訓練を行う。陸自の参加人数は昨年の60人から大幅に増加した。

 米側からは強襲揚陸艦アメリカ、ドック型輸送揚陸艦ニューオーリンズ、ドック型揚陸艦アシュランドが参加予定。日本側からは千葉県を本拠地とする第1ヘリコプター団と西方航空隊のCH47、水陸機動団の偵察用ボートや水陸両用強襲車(AAV)も参加する。

 海上自衛隊の輸送艦「おおすみ」も初参加する。