コラソン惜しい、大同に31-33 前半攻めたが5連敗


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 日本ハンドボールリーグ(JHL)の琉球コラソンは6日、今季第15戦を愛知県の枇杷島スポーツセンターで暫定4位の大同特殊鋼と対戦し、31―33で惜敗した。5連敗で通算成績は3勝10敗2分。順位は9位のまま。前半はGK衣笠友貴を筆頭に積極的な守備からペースをつくり、デビュー戦となったCB垣花涼が初得点を挙げるなど理想的な展開。だが、後半は大同の守備を切り崩せず守勢に転じ、残り約5分で勝ち越しを許した。次戦は11日午後2時から、豊見城市民体育館で大崎電気と戦う。


前半攻勢、練習成果示す

 前半はミスも少なく、主導権を握ったコラソンが善戦した。世界選手権から帰国した東江雄斗(興南高―早大出)が隔離期間で出ていない大同に、速攻やサイドからの攻撃で上々の滑り出しを見せた。

 東長濱秀作監督も「速攻練習の成果が得点につながった。前回の11点差の敗北からよく食らいついた」と評価した。

 前半残り約5分には、2月に選手契約を結んだばかりのCB垣花涼が途中出場。守備に体をねじ込みポストシュートで挙げたリーグ初得点に、ベンチが総出で出迎え、ハイタッチを交わし、良い流れで後半へリズムをつないだ。

 ただ、攻勢だった前半から一転、大同がディフェンスラインを上げ、ポストへのマークも修正されると足が止まった。「前半はシュートミスが3本前後だったのに後半は14本。速攻の展開が出せなかったことも敗因」(東長濱監督)。残り5分を切ったところで、逆転を許し、悔しい黒星となった。

 11日の次戦はホーム戦。勝利を待ち望むファミリアの前で白星を挙げることを誓い、東長濱監督は「次戦の大崎電気にも前回大敗を喫しているので、良いゲームを見せられるよう修正したい」と語った。