フラで北中城村をPR カイルアフラスタジオが動画 村の名所も発信


社会
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北中城を紹介するPVを作成した、ハワイアンフラの団体「カイルアフラスタジオ」のメンバーら(提供)

 【北中城】コロナ禍の中でも北中城を楽しんでほしい―。主に県内中部で活躍するハワイアンフラの団体「カイルアフラスタジオ」が、北中城の魅力を紹介するプロモーション動画を作成した。村観光協会のホームページや動画投稿サイト・ユーチューブなどで配信が始まっている。民謡「ちんさぐぬ花」にフラの要素を取り入れてオリジナルバージョンにアレンジした楽曲とともに、メンバーが村の主要観光地でフラを舞っている。同団体の備瀬亮平さん(36)は「動画で北中城を知ってもらい、緊急事態宣言明けには、ぜひ訪れてほしい」と視聴を呼び掛けている。

 動画は新型コロナウイルス感染拡大を受けて村が始めた、村観光活性化助成事業の一環。「温故知新」をテーマに先人たちが築き上げてきた文化や伝統を継ぎながら、新しい魅力や発信を目指したいとの思いが込められている。

 ハワイ文化研究家の神保滋さんや歌三線の與那覇徹さん、レゲエユニット「グリーンピース」らの協力を得て、歌詞にはハワイ語を使ったり、北中城の字名や歴史を紹介したりしている。フラの振り付けはカイルアフラスタジオの仲本大樹代表が歌詞に合わせて考案。斬新かつユニークな表現で北中城の魅力を詰め込んだ。動画作成は村安谷屋の映像制作会社マルキンクリエイトが手掛けた。

 備瀬さんは「外に出られないこの期間に、(動画を見て)観光気分で南国を味わってもらえたらうれしい」と笑顔で語った。ユーチューブでの視聴は「ちんさぐぬ花 北中城×Hula PV」で検索。