米軍基地内のPFAS立ち入り調査を 沖縄県と宜野湾市が日米再要請


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 発がん性などのリスクが指摘される有機フッ素化合物(PFAS)が米軍嘉手納飛行場や米軍普天間飛行場の周辺で高濃度で検出され続けている問題で、県と宜野湾市は連名で、在日米軍や日本の関係閣僚などに基地内の立ち入り調査許可や汚染除去を求める要請文を提出した。要請は12日付。

 要請は(1)県や市による基地内の土壌や水質の調査許可(2)土壌・地下水の汚染対策(3)PFOSなどを使わない泡消火剤への早期転換(4)嘉手納基地が実施した汚染に関する文献調査の提供(5)嘉手納基地と普天間基地での泡消火剤使用履歴の提供―を求めている。
 2019年6月にも要請したが、調査は実現しておらず、再度の要請となった。