ザスパクサツの金城「飛躍の1年」へ決意 試合に出続け結果を維持


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沖縄キャンプでアピールする群馬の金城ジャスティン俊樹(中央)=県内((C)THESPA)

 J2ザスパクサツ群馬4年目のMF金城ジャスティン俊樹(山内小出)。中学からJFAアカデミー福島で鍛え、ドイツ2部のフォルトゥナ・デュッセルドルフで日本代表を目指した。18年に群馬に移籍。昨季はけがで、13試合1ゴールにとどまった。「去年みたいな悔しい思いはしたくない。飛躍の1年にしたい」と固い決意を抱く。 (古川峻)

 元Jリーガーの兄の経験を追うようにドイツでプロを目指した。15年1月にTSV1860ミュンヘンのU19に加入し、活躍が認められ16年2月にデュッセルドルフと2年半のプロ契約を結んだ。同年10月、1860ミュンヘンとのアウェー戦に初出場。「ここからがスタートだなと思った」と活躍を期した。

 しかし、その後はトップチームでの出場がないまま契約終了。ドイツでは元日本代表の宇佐美貴史や原口元気、各国の代表クラスとの競争の中で経験を積んだものの「悔しさの方が大きかった」。

 18年8月に当時J3の群馬に入団が決定。「また一からはい上がっていくぞ」と奮起した。

 一昨年にJ3優勝し、J2初年度も手応えはあった。「個人としてもチームとしてもさらに上を目指せる。あとはピッチで表現するだけ」と意欲を燃やす。

 試合に出続けることが大事になる。その上でボランチとしてゲームづくりやゴールに関わるつもりだ。「チャンスの中で結果を出し、常にハイパフォーマンスを維持する」。J1でのプレーを目指し「とにかく今を頑張るしかない」と一つ一つ成果を積み上げる。


 きんじょう・じゃすてぃん・としき 1997年2月22日生まれ。181センチ、71キロ。日本サッカー協会(JFA)のエリート選手育成機関「JFAアカデミー福島」出身。

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