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新型ウイルス、ワクチンでも完全に撲滅できず【WSJ厳選記事】


欧州

By Max Colchester and Jason Douglas
2021 年 2 月 24 日 10:28 JST 更新プレビュー


 【ロンドン】英国では2021年の年央までに全ての成人に対して新型コロナウイルスワクチンが投与され、西側主要国では最速ペースとなる見通し。ただ政府に助言した研究者らは最近、徐々にロックダウン(封鎖措置)緩和が進みワクチンが効果を発揮したとしても22年夏までにコロナで5万6000人余りが死亡するという悲観的な見通しを示した。

 効果的なワクチンがあったとしても、コロナウイルスが社会に影響を与え続け、流行を抑制するため定期的に規制措置を再導入する必要があるかもしれないという好ましくない見通しを示している。

 つまり、ウイルスは消えてなくならないものの、同様に入院患者数を管理可能な水準まで抑えれられればロックダウンを永遠に継続する必要もないことを認識した上で、各国政府や企業はコロナとの共存に備えるべきだと結論づけている。

 ボリス・ジョンソン英首相は22日、議会で「ロックダウンを解除すれば、感染者や入院患者数、そして死者数の増加は避けることができない」と述べた。

 英国政府は、長期的にはコロナウイルスがインフルエンザのように扱われることを期待している。過去5年間で見ると、同国では毎年4000~2万2000人がインフルエンザで死亡している。コロナによる死者は過去1年間で13万人に上っている。

 夏の間に制限が緩和されれば、秋には感染者数が増加するとみられる。インペリアル・カレッジは、制限措置が8月まで完全に緩和されない場合でも21年6月までに5万6000人が死亡する恐れがある予想している。ウォーリック大学が示した予測モデルも同様の結論に達した。




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