玉城沖縄知事、緊急宣言と時短要請28日までと発表 対策継続も呼びかけ


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緊急事態宣言の終了について説明する玉城デニー沖縄県知事=27日午後4時半すぎ、県庁(代表撮影)

 沖縄県の玉城デニー知事は27日夕、県庁で記者会見した。新型コロナウイルスの感染状況が改善していることを受け、警戒レベルを引き下げた上で、県独自の緊急事態宣言と、接待を伴う遊興施設や飲食店への営業時間短縮の要請を28日で終了すると発表した。

 会見に先立って開いた新型コロナウイルス対策本部会議で確認した。

 玉城知事は「油断すると再び感染拡大につながる」と引き続き警戒するよう強調した。警戒レベルは第3段階へ引き下げたが、可能な限り速やかに第2段階に引き下げることを目標に掲げた。そのために現状を「再発警戒段階」と位置づけて対策の徹底を呼び掛けた。

 県民に対して、緊急事態宣言の解除後も、会食は4人以下2時間以内で、同居家族など普段一緒にいる人とするよう求めた。

 県外への往来を予定している県民に対しては、事前の十分な健康観察と感染防止対策の徹底を求めている。国の緊急事態宣言が出ている1都3県との不要不急の往来は引き続き自粛するよう呼び掛けた。

 離島への往来についても、引き続き自粛するよう求めている。