らっきょうキムチ好評 伊江・シルバン弁当 島特産を活用


この記事を書いた人 Avatar photo 宮里 努
らっきょうキムチをPRする村元美智子さん(中央)と伊江島物産センターのスタッフ=19日、伊江港内の同センター

 【伊江】伊江村川平にある創業37年を迎えたシルバン弁当がこのほど、伊江島産の島らっきょうを使った「らっきょうキムチ」の販売を始めた。観光客のお土産にと、19日から伊江港内にある伊江島物産センターでも数量限定で販売し、注目を集めている。

 シルバン弁当は、代表の村元美智子さん(59)夫婦が店を切り盛りし、姉の野口美恵子さん(66)も手伝う。仲良し姉妹で、村民になじみのある弁当屋として人気がある。
 
 5年前に家族で韓国旅行に出掛けた際に、美恵子さんがキムチの味にひかれ、島に戻ってから自家製のキムチを作り始めた。弁当と一緒にキムチも販売していたが「島の特産品を使って何かできないか」と模索していたところ、島らっきょうとキムチの相性が良く、客に試食してもらったところ好評だったため販売を始めた。
 
 伊江島産の島らっきょうは白い部分が太く、独特のシャキシャキ感とキムチの程よい辛みが重なってご飯が進み、ビールのつまみにも最高だ。
 
 美恵子さんは「調味料もほとんど島で調達し、弁当を買う客にも人気がある。食卓に並んだらうれしい」と話した。

 美智子さんも「すぐに食べれられるし、豆腐と炒めても最高。多くの観光客の手に取ってもらい、島の新たな商品になれば」と期待を込めた。1パック500円(税込み)で販売中。
 (金城幸人通信員)