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エイベックスと米AEGが合弁、Jポップ世界進出へ【WSJ厳選記事】


ビジネス

By Anne Steele
2021 年 2 月 28 日 07:17 JST 更新プレビュー


 米国のアンシュッツ・エンターテインメント・グループ(AEG)傘下でコンサートツアーやライブを運営するプロモーション会社AEGプレゼンツとエイベックス・エンタテインメント(東京・港区)は合弁事業体「AEGX」を設立した。双方のリソースや専門技能を活用し、アーティストの育成に加え、コンサートやライブ会場の確保、フェスティバル・世界ツアーの挙行などで連携するのが狙い。

 韓国のKポップを代表する人気グループ「BTS」などは世界的に知名度を伸ばしているが、AEGプレゼンツはJポップについて、Kポップをしのぐ人気を獲得すると見込んでいる。

 日本の音楽市場(CDなど物理メディア)は世界で2番目に大きいが、エイベックスによると、売り上げの9割は日本人アーティストの作品が占めている。だがストリーミング配信の拡大で日本国外へもJポップの人気が広がっているという。スポティファイ・テクノロジーによると、2019年1月から2021年1月の2年間で、日本国外でのストリーミング配信にJポップが占める割合は117%伸びた。

 AEGプレゼンツのジェイ・マルチアーノ最高経営責任者(CEO)は「ストリーミングが音楽の発見と世界ステージでの受け入れ(に立ちはだかっていた)境界を蹴飛ばした」とし、「それが音楽をボーダーレスにした」と語った。

 エイベックスの黒岩克巳社長は、長年にわたって欧米アーティストが訪日し、多くのイベントで成功をおさめてきたが、日本のファンを主なオーディエンスとするアーティストが世界のオーディエンスに向けて本当に大きなイベントをやってきたケースは多くない、と話す。黒岩氏は、今こそそうしたアーティストが世界へ出ていくべき時だと確信していると述べた。

 マルチアーノ氏は米国の有名・無名アーティストが日本でツアーを行ったりする際にエイベックスの力が役立つと期待している。日本での売り上げは向こう5年間で、現在の年間5000万ドル弱(約53億円)から同2億ドルに成長すると予想している。




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