1年3カ月ぶり観客声援 大きな拍手、声掛け控えめで感染対策 ダイキンオーキッドレディース第1日


社会
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ダイキンオーキッドレディーストーナメントの18番で渋野日向子のアプローチを見守るギャラリー

 新型コロナウイルスの感染拡大で、昨年は大会が見送られ、2年ぶりの開催となったダイキンオーキッドレディーストーナメント。一昨年の大会は県勢の比嘉真美子が優勝し、2位に新垣比菜が入るなど活躍した。それだけに県内ゴルフファンも待望の一戦で、初日から大勢のギャラリーが詰めかけた。会場内は間隔を空ける目安となる印があったり、グリーン回りにいすを用意したりするなど、ソーシャルディスタンスを意識する工夫が講じられていた。

 観客がコースに入ってプレーを見守ったのは、一昨年のツアー最終戦以来1年3カ月ぶり。人気の渋野日向子や県勢のティーショットには大きな拍手が起こった。コース内も歩くことができ、観客同士が距離を取りつつパーティーを追い掛けていたが、大きな声掛けは控えている様子だった。

 八重瀬町の仲座政敬さん(60)は夫婦で観戦に来た。「毎年来ているので、(中止となった)去年は本当に残念だった」と振り返りながら「やはりプロの飛距離はすごい」と間近でのプレーに感動。15人の県勢について「一人でも多く予選を通過して、県民をわくわくさせる決勝ラウンドを見てみたい」とエールを送った。

 地元から来たという50代の女性は「ようやく観客が入ることができて良かった」と歓迎し、会場内の感染対策に「消毒液もしっかり置かれていていいと思う」と評価した。「こうして話題のプロを見られてうれしい。県勢にはぜひ頑張ってほしい」と活躍を期待した。