沖縄の高校42校が修学旅行を中止 3校が行き先を県内に 延期は4校


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 沖縄県立高校延べ42校が、新型コロナウイルスの影響で修学旅行を中止していたことが3日、県教育委員会のまとめで分かった。国内・海外への修学旅行を予定していたのは延べ49校で、そのうち3校は行き先を県内に変更し、4校は来年度に延期した。県議会一般質問で金城弘昌教育長が明らかにした。當間盛夫氏(無所属の会)への答弁。

 県立学校教育課によると中止した学校のうち1校でキャンセル料が発生し、保護者が負担するという。

 小学校は9月末時点で実施済みが6校、予定通り実施が84校、延期が55校、検討中が6校。中学校は予定通り実施が10校、旅行先を県内に変更して実施が27校、延期が68校、中止が16校だった。調査時期が第3波の前だったため、金城教育長は「第3波の影響がどうなっているかは分からない」と述べた。

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