沖縄市長が「鯉バナ」熱く…上映会で広島カープとアリーナへの思い語る


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上映後のトークライブで盛り上がる桑江朝千夫市長(右)と宮島真一代表=4日、沖縄市中央

 沖縄市のカフェ映画館「シアタードーナツ・オキナワ」(宮島真一代表)で4日、「鯉のはなシアター」の上映会とトークライブがあり、桑江朝千夫沖縄市長が出演した。市内で毎年春季キャンプを行う広島東洋カープにまつわる同映画を通し、球団に関する逸話や、地域の活性化への思いを語った。

 映画は、経営難の映画館と商店街を舞台に、カープの成長とともに活気を取り戻していく街の姿を描く。カープは1982年から市でキャンプを続ける。桑江市長は2月に完成した「沖縄アリーナ」とカープの本拠地マツダスタジアムを重ね、「アリーナに訪れた観客が街に繰り出していく光景が見られるだろう」と期待。アリーナを活用した地域の活性化に向けて「多くの来場者を受け入れ、気持ちを一つに応援する環境づくりが大事」と語った。

 南城市から訪れた前田和俊さん(26)は「沖縄市の商店街は大型商業施設とは違う魅力がある。アリーナの完成などでさらに盛り上がっていくのは楽しみだ」と話した。映画の上映時間は午後3時、6日まで。