気持ち、自身の言葉で 「神のバトン賞」入賞5人、朗読ウェブ配信 小中高生の詩


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 小中高生を対象にした詩のコンクール「第18回神のバトン賞」(琉球新報社主催)の表彰式が、新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止となった。入賞者が式で朗読する機会は設けられなかったが、動画や音声で上位入賞した児童生徒の朗読が楽しめる。家族や日常の出来事、風景を題材にした、センスが良く味わい深い作品がそろっている。

(左)「神のバトン賞」受賞作を朗読する糸満高の大城柚葉さん=糸満市(右)美咲特別支援学校はなさき分校中学部2年の伊佐学人さん(右)と1年の親川武晴さん。それぞれ「神のバトン賞」と「佳作」を受賞した=北中城村屋宜原

 朗読は、最高賞の「神のバトン賞」高校の部受賞の大城柚葉(ゆずは)さん(糸満高3年)が「机の上のお弁当」、中学校の部の伊佐学人(まなと)さん(美咲特別支援学校はなさき分校中学部2年)が「銀河のしょうゆラーメン」、小学校高学年の部の金城翔大(しょうた)さん(西原南小4年)が「おし入れの中」、小学校低学年の部の安富祖優愛(ゆあ)さん(嘉芸小1年)が「あかちゃん」を発表している。

 中学の部で、佳作受賞のはなさき分校1年の親川武晴さんによる朗読「タマンのきもち」も収録している。親川さんの作品は「最高賞に相当する」と審査員から高い評価を受けた。応募作289点の中から、はなさき分校の生徒2人が上位を占めた。同校では自分の気持ちを表現する力を付けてほしいと、学校行事のたびに生徒に感想文を書いてもらうなど「書く力」の育成に取り組んでいる。入賞者の朗読は下記からアクセスできる。

https://www.youtube.com/watch?v=fbBy-uw1EXQ
https://www.youtube.com/watch?v=2FnPhd4mh5g
https://www.youtube.com/watch?v=nWnYKl9Pjnw
https://www.youtube.com/watch?v=ieJnDYor0Nk
https://www.youtube.com/watch?v=https://youtu.be/-VXVjwBJn10