「部活継続確約書」高2死亡を受け廃止へ やめても「ペナルティーなし」説明へ


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 部活動顧問から日常的にきつい叱責(しっせき)を受けていた男子生徒が自ら命を絶った問題を受け、生徒が通っていたコザ高校は23日までに、部活動特別推薦を受験した生徒に提出を求めていた「活動継続確約書」の廃止を決めた。来年度の入試から提出を求めない。

 確約書について、問題を調査した第三者調査チームは「部活動をやめたら退学になると誤解しやすい状態となっており、生徒を追い詰める要因になったと思われる」と指摘していた。

 同校によると、確約書は特別推薦の出願時に提出を求めていた。3年間部活動を継続し、学力向上にも励むことを誓う内容で、生徒本人と保護者の双方が署名する必要があった。特別推薦の入学者数は現1年生と来年度入学生が18人、2年生以上は20人という。

 既に提出済みの生徒に対しては、部活動をやめてもペナルティーがないことを説明するという。