歓送迎会は「自粛を」 清明祭も少人数や時短で 沖縄県、感染対策呼び掛け


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 沖縄県が29日に発表した新型コロナウイルス感染拡大防止のための緊急特別対策では、4月以降に開催される季節のイベントや清明祭(シーミー)、スポーツキャンプなどについて、感染防止策の徹底を呼び掛けている。

 入学式・入社式は、時間差や分散、ウェブでの開催のほか、規模縮小の検討を主催者側に求めている。参加者のマスク着用や手指消毒、換気の徹底のほか、症状のある人はオンライン参加ができるようにするなど、対応の検討を促す。

 歓送迎会や新歓コンパ、飲食につながるイベントなどは自粛を要請している。大学などでの懇親会などについては、学生への注意喚起を学校側に求める。

 清明祭は、同居家族らと、少人数かつ短時間での実施を呼び掛けている。玉城デニー知事は「久しぶりに会う親戚同士でご先祖さまへ線香をあげて、墓前でごちそうを食べる大事な年中行事だが、今年のシーミーは家族単位で行うなど、できるだけ少人数、短時間の感染対策が必要だ」と呼び掛けた。

 東京五輪に向けた事前キャンプや、各種スポーツ競技団体の合宿などの受け入れは、来県前72時間以内にPCR検査や抗原検査で陰性判定であることを前提とする。

 イベント開催は5千人以下など、県のガイドライン順守を呼び掛けている。