辺野古かさ上げ工事開始 6.5ヘクタール、海面から4メートルに


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 名護市辺野古の新基地建設で沖縄防衛局は29日、辺野古崎付近の一部埋め立て区域(約6.5ヘクタール)で、海面からの高さを4メートルまでかさ上げする工事を開始した。工事は7月末で終える予定。

 29日は埋め立て区域内に設置されている資材の撤去など、かさ上げ工事の準備を進めた。今後の工事の進め方について、防衛局の担当者は工事の進度や気象状況によるとして明言は避けた。その上で「環境面や安全面などにも十分留意しながら進めていく」と述べた。

 隣接する埋め立て区域でも、かさ上げ工事を来月22日以降に始めると県に通知している。

 防衛局は昨年9月末までに、海面から3.1メートルの高さまで埋め立てを終えた。先月、県赤土等流出防止条例に基づき、県北部保健所に4メートルまでのかさ上げ工事について事業行為通知書を提出した。辺野古側の埋め立て区域は最終的に5.7~10メートルの高さまでかさ上げする。