政治

宮古島の陸自弾薬庫、一部が完成 市長は防衛局へ住民説明会を要請

建設が進む保良弾薬庫=1日午後、宮古島市城辺保良

 【宮古島】沖縄防衛局は3月31日、宮古島市城辺保良で整備を進めている保良弾薬庫について、施設の一部(弾薬庫2棟)が完成したと市に報告した。報告を受けた座喜味一幸市長は現地視察と住民への説明会開催を求めた。防衛局は弾薬庫の供用開始時期やミサイルの搬入時期、住民説明会開催の有無について、1日の本紙の取材に対し、「今日は回答できない」と説明した。

 座喜味市長は取材に、「図面で説明を受けたが、市民の生命財産を預かる身として、現地を確認する必要があると視察を求めた」と話した。防衛局は「日程を調整する」と回答したという。

 建設に反対する市民らは、同弾薬庫の保安距離や弾薬の貯蔵量などについて、防衛局に説明を求めているが行われていない。

 保良弾薬庫は、市上野野原の陸上自衛隊宮古駐屯地に配備されている地対艦・地対空ミサイル部隊の弾薬を保管する目的で、2019年から建設が始まった。敷地内に弾薬庫3棟を建設予定で、1棟はまだ着工していない。防衛局は着工時期について、「現時点で未定」としている。

 弾薬を巡っては、防衛省が住民に「設置しない」と説明していた宮古駐屯地内の「保管庫」に、中距離多目的ミサイルの弾薬などが保管されていたことが19年4月、判明した。住民が激しく反発し、同省は保良弾薬庫が完成するまで地対艦・地対空ミサイルは島内で扱わないと表明している。



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