やんばるの自然、壁画に pokke104さん、国頭郵便局入り口に制作


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国頭郵便局入り口に描かれた壁画アートと作者のpokke104さん=3月15日、国頭村

 【国頭】沖縄本島北部と西表島、奄美大島と徳之島の4地域の世界自然遺産登録に向けての「応援プロジェクト」としてこのほど、県内外で活躍するイラストレーターpokke104(池城由紀乃)さんにより、国頭郵便局(仲村剛局長)入り口の壁の一部をキャンバスに見立てて壁画アートが描かれた。日本郵便沖縄支社の比嘉明男前支社長(国頭村安田出身)が、やんばるの自然を大事に守っていくシンボルとして描いてほしい、と依頼していた。

 壁画はヤンバルクイナ、ツツジ、シークヮーサー、芭蕉布、イジュなど世界自然遺産候補地の北部3村を象徴する絵が大きく描かれ、道行く人々を和ませる壁画となった。写真を撮る人々も多く見られ、辺土名大通り商店街のスポットになりつつある。

 3月13日には、子どもたちとのワークショップが開かれ、地元のくにがみ児童クラブ23人が参加した。

 pokkeさんは「やんばるは自然や伝統文化も素晴らしいものがある。自分たちで描いたものを発信することでそれが未来の手紙になってほしい」と壁画アートへの思いを語った。(新城高仁通信員)