戦前の沖縄空手、新聞記事など収集資料を公開 空手会館でパネル展


この記事を書いた人 Avatar photo 慶田城 七瀬
喜屋武朝徳の著書「沖縄拳法 唐手道基本図解 組手」のパネルを説明する県空手振興課の園原謙主査=8日、豊見城市の沖縄空手会館

 県の沖縄空手資料収集・調査研究事業の成果展が8日から豊見城市の沖縄空手会館で始まった。戦前の空手に関する新聞記事など、1938年から40年までの新聞を含む資料325点の一部を12枚のパネルにまとめ、資料室展示施設のロビーに展示している。首里手の始祖とされる松村宗棍を師とした喜屋武朝扶の息子、喜屋武朝徳が記した「沖縄拳法 唐手道基本図解 組手」の複写も初公開されている。

 県がこれまでに収集した空手資料2385点は、同館の資料閲覧室で見ることができる。成果展は今回で3回目で、来年の3月31日まで開催している。