沖縄まん延防止12日から 新型コロナ 聖火リレー縮小も


この記事を書いた人 Avatar photo 宮里 努
「まん延防止等重点措置」の適用などについて記者らの質問に答える玉城デニー知事=9日午前10時半すぎ、県庁

 政府は9日、新型コロナウイルス感染症対策本部会合を首相官邸で開いた。緊急事態宣言に準じた対策を可能とする「まん延防止等重点措置」の適用対象に東京、京都、沖縄の3都府県を追加すると決めた。期間はいずれも12日からで、京都と沖縄は5月5日まで。東京は同11日までに設定。適用は計6都府県となる。玉城デニー知事は9日の会見で、5月1、2日の2日間で県内14市町村を巡る予定の東京2020オリンピック聖火リレーについて、縮小して実施することも検討する考えを示した。10日の対策本部会議で方針を決定する。

 玉城知事は「どのような形態で行うのか、あるいは行わないのかなども含め、市町村の意見も参考にしながら部局で調整したい」と述べた。
 
 沖縄の聖火リレーの実施予定日はまん延防止等重点措置の適用期間と重なる。大阪では措置期間と重なるため、一般客は入れずに吹田市の万博記念公園内を走る形となった。
 
 県は9日、新型コロナウイルスに新たに131人が感染したと発表した。3日連続で100人台となるのは初めて。
 
 県衛生環境研究所などの検査で、感染力が強いとされるN501Yの変異が新たに26人に確認された。県の予想を超える急速な感染拡大の要因の一つとして、感染力の強い変異株の影響があるという。