うるま市長選きょう告示 中村、照屋氏出馬へ


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左から中村正人氏、照屋寛之氏

 【うるま】任期満了に伴ううるま市長選が18日、告示される。投開票は25日。前市議の中村正人氏(56)=自民、公明、会派おきなわ、無所属の会推薦=と、沖縄国際大名誉教授の照屋寛之氏(68)=共産、立民、社民、社大、新しい風・にぬふぁぶし推薦=が立候補を表明しており、新人2氏の一騎打ちとなる見通しだ。

 島袋俊夫市長が今期限りで退任するため、市政の継承か刷新かを問う選挙となる。新型コロナウイルス感染対策や地域振興、雇用問題、教育・子育て支援などを争点に、本格的な選挙戦に突入する。市長選と同日に実施される市議補選も18日に告示される。欠員1に対し2人が立候補する予定。
 中村氏は、島袋市政の継承発展と現場主義を前面に打ち出す。「市議6期22年の実績」をアピールし、政策については「沖縄自動車道に新たなインターチェンジを建設し、市与那城の海中道路まで地域高規格道路を整備する」と述べ、経済活性化を訴えている。
 照屋氏は市長給与50%カット、学校給食費の段階的無償化、高校卒業までの子ども医療費の無償化などを公約に掲げる。「コロナ禍で解雇や雇い止めされた世帯には10万円、資金繰りに窮する事業者などへは最大20万円を給付する」と強調している。
 中村氏は18日午前8時半から安慶名十字路で、照屋氏は同時刻から市みどり町の選対本部前で、それぞれ出陣式・出発式を開き、第一声を発する。うるま市の選挙人名簿登録者数は17日現在、9万8761人(男性4万9070人、女性4万9691人)となっている。