県警ヘリ「しまもり」20年ぶり最新鋭機に 那覇空港で運航始め式


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最新機に更新された県警の航空機「しまもり」=16日、那覇空港の県警航空隊格納庫

 20年ぶりに最新鋭機へと更新された県警航空隊のヘリコプター「しまもり」(レオナルド式AW139)の運航始め式が16日、那覇空港内の県警航空隊格納庫で開かれた。

 県警は小型機「なんぷう」と合わせ2機を運用している。

 最新の操縦支援システムが搭載された「しまもり」は、運航の安全性と飛行性能が向上。機体全長約16.6メートル、最大航続距離約720キロ、最大全備重量7トンの中型機。上空からの警ら活動や行方不明者の捜索、災害派遣などに対応する。

 運航始め式で県公安委員会の與儀弘子委員長は「1980年にヘリコプターを導入して以来、41年間にわたり無事故で運航を続けてきたことは、県警の威信を高めている」と話した。日下真一県警本部長は「周囲を海に囲まれた本県で、ヘリコプターの機動力や対応力は活動上、不可欠だ。航空機の性能を最大限に活用し、空からの治安維持に万全を期してほしい」などと訓示した。