「離島空港のPCR検査」指示受けず? 知事「21日まで」に担当者戸惑い


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 玉城デニー知事が新型コロナウイルスの水際対策として、21日までに離島空港でのPCR検査体制の構築を目指すと発言したことについて、対応する県庁内のプロジェクトチームが、具体的な開始時期の指示を受けていなかったことが分かった。

 22日の会見で、宮古毎日新聞の質問を受けた玉城知事は「できるだけ早急に、できれば21日に間に合わせるぐらいのスピード感を持って、やっていただきたいというふうに指示を出した」と述べ、双方の見解に食い違いが出ている。

 離島空港の検査開始時期について、知事は7日の記者会見で「21日の時短要請期間中で発表できるように」指示したと発言していた。一方で、担当する部署は本紙の取材に「知事からは『なるべく早急に』との指示はあったが、具体的な日時指定はなかった」としている。

 知事は22日、検査受け入れや分析体制の調整に時間を要する状況だと説明した上で、改めて早期実現に向け取り組む意向を示した。