宮古島や多良間「来島自粛を」 市長、島民へも感染予防の徹底求める


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 【宮古島】29日からの大型連休を前に、宮古島市と多良間村は観光客や市民に対し、新型コロナウイルス予防策の徹底を強く呼び掛けている。宮古島市の座喜味一幸市長は28日、市役所で会見し、まん延防止等重点措置期間中の来島自粛を求めた。多良間村は26日に不要不急の来島中止や延期を求める文書を発表した。

 宮古島市によると27日時点で、市内の直近1週間の陽性者数が66人、人口10万人当たりは118.83人で県全体の2倍以上。座喜味市長は「接客を伴う飲食業を中心とした感染が急拡大している」と述べた。飲食業に対して、午後8時までの営業(酒類提供午後7時まで)とする県の時短営業要請への協力を強く求めた。まん延防止期間中は市独自で巡回し、要請に応じない店舗には「強い措置を講ずる」とした。

 多良間村では、これまでコロナ感染者は確認されていない。村は5月5日まで来島者の渡航中止や延期に加えて、島民に対しても、宮古島市を含む島内外への、不要不急の往来も中止や延期を求めた。