誕生日プレゼントは39.5キロ


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4月17日、宮古島で139センチ・39.5キロのロウニンアジを釣った菰田眞紀さん(フィードマン宮古支部)

 フィードマン宮古支部の菰田(こもだ)眞紀さんはこれまで4匹のロウニンアジを釣り上げた実積を持つ。昨年は、誕生日の週末に21.5キロのロウニンアジを釣り上げ、今年も誕生日の週末となった4月16日、沖縄本島と石垣島からの釣り仲間も参加して夜から竿(さお)を出した。

 しかしその夜はノーヒットで翌日の昼間もポイントを移して竿を出した。開始1時間でガーラらしき大物がヒットしたが、走りを止められずテトラに擦られてライン切れ。そこで彼女の体力では限界オーバーの10キロまでドラグを締めて再び仕掛けを投げ込んだ。2時間後、再び彼女の竿に大物がヒット。急いでフッキングを3回入れるとすごい勢いでラインが引き出された。経験したことのない強い引きに竿を支えているのがやっとの状況で、最初の走りが止まった時には手足の筋肉が震え、リールを巻く手が硬直してしまった。

 見守っていたメンバーが竿を支えて、アシストしてくれたので、身体を倒してはリールを巻く動作を繰り返し、少しずつ魚を寄せることができた。しかし、2回、3回と必死に巻いたラインが簡単に引き出され、既に体力は限界を超えたが、彼女は大声を出して自分を奮い立たせた。ようやく海面に白い大きな魚体が浮かび、仲間がギヤフを掛け、引き上げた。これが2度目の誕生日プレゼントとなる39.5キロのロウニンアジだった。

(おきなわ釣り王国社・仲栄真修)

18日、久高島で43.5センチ・1.52キロのイスズミを釣った永山奏さん
10日、宜野湾海岸で44.6センチ・1.9キロほか2匹のカーエーを釣った比嘉南留晟さん(美海会)

17日、残波岬で50.5センチ・1.92キロと39.3センチ・1.03キロのアーガイを釣った新里聡さん
20日、西崎一文字で61センチ・2.75キロのコロダイを釣った玉城駿さん(沖縄桜會)

4月17日、西崎一文字で60センチ・3.65キロのマクブを釣った新里優真さん
18日、なうら橋ポイントで42センチ・1.5キロのカーエーを釣った宮里亮さん

2月7日、与那海岸で73センチのスズキを釣った神村己陽さん
17日、那覇一文字で55センチ・2.42キロのクルバニーアカジンを釣った上江洲拓磨さん

3日、東浜海岸で55.3センチ・3.53キロのマクブを釣った仲村渠祐矢さん
24日、北谷海岸で71.6センチ・6.4キロのマクブと45.5センチ・1.21キロのミーバイを釣った喜納修さん