梅雨入り告げる名護の「伊集富士」 甘い香りで人々癒やす 


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梅雨入りを告げるイジュの花が開花した上原仁吉さん宅=30日、名護市我部祖河

 梅雨入りを告げるイジュの花が名護市我部祖河で見ごろを迎えている。上原仁吉さん(77)宅の庭では、樹齢42年余りのイジュが美しい白い花を開花させ、心地いい甘い香りを漂わせている。
 
 高さ約4メートル、直径約12メートルで山型をした、上原さん宅のイジュは富士山のように見えることから「伊集富士」と呼ばれ、琉歌仲間や地域の人々に親しまれている。
 
 30日は晴天の下、愛好家ら複数の人がイジュの花を見に訪れていた。上原さんは「コロナ禍の中、少しでも癒やしになれば」と鑑賞しに来た人に庭先を開放している。