年々巨大化!40メートルこいのぼり悠々 糸満・平和祈念公園 


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平和祈念公園に設置された巨大こいのぼりと、こいのぼりを制作した沖縄鍾乳洞協会理事長の山内平三郎さん(左)と理事の松永光雄さん=4日、糸満市摩文仁の平和祈念公園

 【糸満】糸満市摩文仁の平和祈念公園で「平和祈念こいのぼりまつり」が開催されている。4日は曇天模様となったが、全長40メートルと沖縄一の長さを誇る巨大こいのぼりが、悠々と空を泳いでいた。巨大こいのぼりは恒久平和と新型コロナの退散を願って作られたもので、公園は多くの家族連れでにぎわった。まつりは5日まで。

 巨大こいのぼりは10年ほど前から、沖縄鍾乳洞協会の山内平三郎理事長や理事の松永光雄さんら同協会のメンバーが毎年制作している。元々は6メートルほどの大きさだったが、まつりを主催する県平和祈念財団の要望などを受け、年々巨大化した。今年のこいのぼりは黒のまごいが40メートル、赤のひごいが35メートルとなった。こいのぼりとは別に「コロナに負けるな!元気な沖縄の子」と書かれた約15メートルの吹き流しも掲げられた。こいのぼりは午前10時から午後4時まで掲揚される。

 松永さんは「こいのぼりは鎮魂の祈りでもある。今、自由にこいのぼりが掲げられる平和な沖縄を感じてほしい」と語った。