岸本、女子走り高跳び2位 陸上・水戸招待


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岸本志恵

 陸上の水戸招待は5日、水戸市のケーズデンキスタジアム水戸で行われ、女子走り高跳びの岸本志恵(ゆきえ)(中部商―日本女子体育大2年)が1メートル68で2位に入った。岸本を含む5人の記録が並んだが、失敗数で順位が決まった。1位は青山夏実(ダイテックスAT)の1メートル74。向かい風4・7メートルの男子100メートル決勝は山県亮太(セイコー)が10秒71で制した。向かい風8・3メートルだった予選は10秒95で走った。

 向かい風5・3メートルの女子100メートル決勝は三宅奈緒香(住友電工)が12秒30で勝った。

 円盤投げの女子は辻川美乃利(内田洋行AC)が52メートル05の大会新記録で、男子は堤雄司(ALSOK群馬)が56メートル73で優勝。


けがでブランク後に助走改善で手応え

 走り高跳びの岸本志恵は1メートル68で2位。自己ベストは1メートル73で「記録的には悔しいが、初出場の大きな大会で手応えがつかめた」と前向きに捉えた。

 冬を越え「助走が良くなった」と調子は上向きだった。しかし3月、「パワーに技術が追い付いていなかった」と大学の選考会で踏み切って跳ぶ側の左かかとを負傷。約1カ月のブランクを経て2戦目だった。

 次は20日の関東インカレに出場予定。「今の体の状態に合わせて跳び方を修正していきたい。日本選手権出場の目安ともなる1メートル70センチ台後半を目指したい」と高みを見据えた。