2年ぶりプール「早く飛び込みたい」…宮古や石垣で30度超す


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照りつける太陽の下、「気持ちいいー」と歓声を上げながらプール清掃をする児童たち=12日午後2時ごろ、浦添市

 沖縄県内は12日、高気圧に覆われて宮古島地方や八重山地方の各地で30度を突破する夏日となった。15時現在の最高気温で30度を超えたのは▽石垣島31.2度▽西表島30.6度▽与那国島30.8度▽宮古島30.1度など。那覇市は29.3度だった。気象庁と環境省は、沖縄・八重山諸島で12日に熱中症の危険性が極めて高くなるとして4月28日の全国開始以来、初めてとなる「熱中症警戒アラート」を発表していた。

 浦添市の沢岻(たくし)小では、新型コロナウイルス感染防止で延期が続いているプールの授業再開に向け、児童らが2年ぶりに清掃活動をした。子どもたちは「気持ちいい」と歓声を上げながら梅雨晴れの空の下、ブラシを手に清掃活動に汗をかいた。同小6年の新垣陸登さん(11)は「体育の授業でプールが一番好き。今年はいっぱい泳ぎたい」と笑顔で話す。大城姫美亜さん(11)は「プールの時間は、寒い日もあるが自分たちできれいにしたプールなら大丈夫。早くみんなで飛び込みたい」と期待を募らせる。

 同市内の小学校は新型コロナウイルスの影響で昨年度はプールの授業は中止となり、今年も5月末までの見送りが決まっている。清掃を終えた児童らは新型コロナの終息を願い、プールに「今年こそ、よろしくお願いします」と願掛けした。

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