PFAS調査、基地内は出したのに…防衛局「国際基準なく」非公表 普天間泡消火剤流出


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沖縄防衛局

 【宜野湾】泡消火剤流出事故のあった米軍普天間飛行場周辺で実施した沖縄防衛局の土壌調査報告書は、昨年4~5月に実施した飛行場内の土壌や水質調査も掲載し、それらの結果は同年9月に公表されていた。防衛局は、周辺の結果を公表しなかった理由について「土壌中のPFOSとPFOAの基準値や目標値などについて、国際的な議論を含め現時点で定まったものはないことから、公表はしていない」と本紙の取材に答えた。

 調査は宜野湾市と保育施設の要望を受けて防衛局が実施し、市と同施設には結果を報告したという。報告書を情報公開請求した照屋正史さんは「飛行場周辺の土壌から出ていることにも注目してほしい。まず事実関係を確認し、どう対応していくかを考えるべきだ」と公表の必要性を強調した。