沖縄の1人当たり県民所得239万円、全国と80万円差 18年度


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 県統計課は19日、2018年度の県民経済計算の概要を公表し、1人当たりの県民所得は前年度比1・9%(4万4千円)増の239万1千円で、6年連続の増加となった。

 ただし、1人当たりの国民所得を100とした場合の水準は74・8で、前年度から0・6ポイントの増加だった。全国と約80万7千円の差がある。

 県内総生産は名目で4兆5056億円、物価の価格変動を除く実質で4兆3344億円。成長率は名目2・0%で10年連続、実質で1・5%の4年連続のプラス成長だった。

 統計課は「入域観光客数増を背景とした県内経済の活性化、インフラ工事や大型商業施設の建設工事により建設業が堅調に推移した」と分析している。