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「沖縄カヌー界の活力に」 當銘、東京五輪決定 家族や恩師は歓喜

沖縄水産高校時代の當銘孝仁選手(右)。レースが終わり平良祐喜監督(左)にハイタッチで迎えられた=2010年8月5日、宜野座村の漢那ダム特設カヌーコース

 カヌーの當銘孝仁選手(28)が男子カナディアンシングル1000メートルで五輪出場を決めたことに、糸満市の実家で応援していた妻かりんさん(30)や生後7カ月の長男栄仁(えいと)ちゃんら家族は、涙を流して喜んだ。

 石川県でのレースが始まる午前8時半、家族みんなで祈るようにエールを送った。インターネットなどの中継などもなかったため、吉報を信じ静かに結果を待った。

 レース終了後すぐにかりんさんの携帯電話が鳴った。本人から「勝ったー!」との報告に當銘選手の母みゆきさん(60)、父清さん(59)と涙を流して喜んだ。當銘選手は「『オリンピックに出場するという一択しかない』と強い気持ちでレースに臨んでいた」と、かりんさんは振り返る。

 みゆきさんは「高校、大学の頃から有言実行タイプの子だった。五輪に出場できたら、ただ出場するだけでなくメダルを取りたいと言っていたので絶対やってくれると信じている」と期待を膨らませた。

 當銘選手は新潟県の三条市スポーツ協会所属。大学卒業後もカヌーを続けたいという思いが強く、働きながら競技に打ち込める環境が整っていたのが新潟だった。みゆきさんは「新潟の人も盛り上がってくれたらうれしい。これまで周りの人に恵まれてきた。感謝している」と語った。

 「僕、日本一になります」。沖縄水産高時代の恩師・平良祐喜さん(43)=宮古総合実業高教諭=は、カヌーを始めたばかりの當銘選手の一言が忘れられない。「常に結果で示すところは高校時代から変わらない」と誇らしそうに語る。「沖縄カヌー界の活力になる」と喜んだ。



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