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アップルWWDC、プライバシー対策さらなる強化も【WSJ厳選記事】


テクノロジー



By Tim Higgins
2021 年 6 月 8 日 09:09 JST 更新プレビュー


 アップルの年次開発者会議「WWDC」が7日開幕した。同社ウェブサイト上でのバーチャル形式によるイベントで、年内に予定されているソフトウエアの変更などについて発表した。

 アップルは、デジタル広告業界をさらに追い込むような新たなプライバシー機能の変更を明らかにした。同社は昨年、「iPhone(アイフォーン)」利用者のデジタルフットプリントの追跡を難しくするプライバシー機能を発表し、ソフトウエア開発者らの怒りを買っていた。

 アップルは「マップ」や「ウォレット」、「天気」といった人気アプリに数多くのアップデートを実施するほか、利用者のオンラインデータがサードパーティーにどう使用されるか管理できる新たな機能を年内に発表するとした。

 クレイグ・フェデリギ上級副社長(ソフトエンジニアリング担当)は、「プライバシーはこれまで以上に重要だ。インターネットやサードパーティーのアプリを利用すれば、多くの場合、許可を与えていないにもかかわらずデータブローカーやIT(情報技術)企業による複雑なエコシステムに追跡される可能性がある」と指摘。「われわれはこれが正しいとは思っていない。プライバシーを保護し、情報の透明性を高めそれを管理できるようにすべきだと考えている」と続けた。

 変更には「メール」アプリで電子メールを利用する際、メールの開封やその時間をマーケターに伝える機能をユーザーがオフに設定できることなどが含まれる。また、ブラウザー「サファリ」でウェブの使用を追跡できないようにするため、IPアドレスに関する情報を隠すこともできる。

 アップルによる従来のプライバシー対策への対応に関し顧客企業に協力してきた、マーケティング戦略コンサルタントのエリック・スーファート氏は、「長期的に見れば、今回の変更はユーザー中心の追跡にとって最後の一撃となるだろう。広告技術はほぼ、これのために存在すると言っていいからだ」と述べた。




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