社会

文化芸術の発信拠点に 那覇の新市民会館「なはーと」 設計に首里織や沖縄の海

 那覇市は18日、同市久茂地に建設した那覇文化芸術劇場なはーと(新市民会館)を報道各社に公開した。10月31日に開館する。約1600席の大劇場、約260~300席の小劇場などを備える。首里織、うなー(広場)、海など沖縄の要素を設計に取り入れている。


報道陣に公開された「那覇文化芸術劇場なはーと」の大劇場=18日午後、那覇市久茂地(又吉康秀撮影)

 外観は、首里織を題材にしたデザインのルーバー(日よけ)で建物を覆っているのが特徴だ。共用ロビーは、うなー(広場)のように開館時間中は誰でもくつろぐことができ、ロビーに面したガラス張りのスタジオや練習室の様子を見ることもできる。

 大劇場の内装は海の中をイメージし、天井のデザインは海底から見た海面のゆらめきを表している。壁には石灰岩を用いている。客席は3階まである。

 小劇場の客席は王家の着物をイメージした黄色で、首里織風のデザインが施されている。大劇場と小劇場のそれぞれの舞台と同程度の大スタジオ、小スタジオがあり、四つの小規模な練習室も備えている。


舞台や客席に可変機能を備え、多目的ホールとしても使用できる「那覇文化芸術劇場なはーと」の小劇場=18日午後、那覇市久茂地

首里織を題材にした外観。那覇市のランドマークとなるよう設計された「那覇文化芸術劇場なはーと」

 なはーとを拠点に、市は舞台鑑賞や文化芸術の普及、市民の交流などの事業に取り組む。城間幹子市長は「素晴らしい施設ができ、関連業者や地域の皆さまの協力に心から感謝する。これからは器に魂を吹き込んでいくのが仕事だ。多くの方に利用してもらい、交流する中で文化芸術の発信拠点になるよう努める」と述べた。

 なはーと建設の総事業費は約147億1千万円で、内訳は一括交付金約71億6千万円、地方債約66億円など。18日は建設に関わった26社への感謝状贈呈式も催された。




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