名護市辺野古の新基地建設に伴うサンゴ移植許可撤回を巡り、農相は5日、撤回効力を一時的に停止する執行停止を認めた。県の移植許可が復活し、沖縄防衛局はサンゴ移植が再開できる状態が復活した。
執行停止は県の許可撤回を不服とした沖縄防衛局が2日、農相に申し立てていた。5日夕、県水産課に水産庁から執行停止決定の連絡が入った。同課は取材に「文書が届き次第、内容を確認して対応を検討する」とした。
沖縄防衛局は6日以降、移植作業を再開するとみられる。沖縄地方には台風9号、10号が接近しており、再開時期は不透明な状況だ。