米軍機の離着陸1日で158回 ステルス戦闘機は102デシベル 嘉手納基地


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嘉手納飛行場

 【中部】嘉手納町、沖縄市、北谷町でつくる「嘉手納飛行場に関する三市町連絡協議会」(会長・野国昌春北谷町長)は18日、航空機騒音や飛行経路の実態を把握しようと、道の駅かでななどの基地周辺3カ所で目視調査を行った。騒音最大値は、午後2時2分にF35B最新鋭ステルス戦闘機が離陸した際、102・1デシベルを記録した。離着陸などの目視確認回数は158回だった。

 16日から始まった夜間訓練の影響で午前の離着陸は7回と少なかったものの、午後に151回の離着陸があった。哨戒機P8Aと救難ヘリHH60Gによる「タッチ・アンド・ゴー」や、F15戦闘機が滑走路を低高度で飛行する「ローアプローチ」を行う様子も確認され、周辺にはごう音が響いた。

 午前8時~午後6時に調査した。道の駅かでなで離着陸時の騒音を測定し、北谷町と沖縄市では航空機の場周経路の逸脱がないかなどを確認した。三連協によると、経路を逸脱した飛行が何度か確認された。

 調査を視察した野国町長は、外来機の長期滞在などで基地負担の増加につながっていることに触れた。