宮古島への弾薬搬入、時期を再検討 陸自トップ「早期に搬入務める」


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
防衛省

 【東京】宮古島市の陸上自衛隊保良訓練場へのミサイル弾薬搬入を巡り、座喜味一幸市長が平良港の使用を不許可としたことについて、陸自トップの吉田圭秀陸上幕僚長は26日の会見で「市の思いを受け止めながらやるという点は、いずれにしても大切なこと」だとの認識を示した。「どのような形で判断するかは省内でしっかり方針が立てられていく」と述べ、海路の搬入時期を再検討することを示唆した。

 宮古島へのミサイル弾薬搬入について吉田氏は「地域の抑止力、対処力を維持する上からも、努めて早く実施しなくてはいけない」と話した。輸送の調整状況について回答は控えるとしつつ、安全確保や「コロナの感染防止等の対策も万全にしながら、できるだけ早期に弾薬を搬入することに努めたい」と語った。