沖縄県は27日、10歳未満から90代の計692人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内の累計感染者は4万人を超え、4万679人となった。1日の感染者は先週金曜日と比較して51人減少したが、療養中患者の合計6910人と入院中の重症患者39人、自宅療養者2852人は最多を更新しており、医療体制のひっ迫が続いている。中部保健所管内の80代女性2人と、沖縄市の80代女性1人が亡くなった。コロナ関連の死亡者は255人となった。
新規感染者は2日連続で前週の同じ曜日より減少したが、県の糸数公医療技監は「旧盆関係の感染者が増加傾向にある。子どもの感染も多いので、すんなり下がっていく状況ではない」と述べた。同日、八重山保健所管内で過去最多となる計34人の感染が報告された。与那国町役場によると、高齢者施設で集団感染が発生しているという。
県全体の年代別感染者では20代が最も多い131人。30代111人、40代109人。10歳未満102人、10代97人。80代は前日比15人増の21人となった。
確定した感染経路では、家庭内が最多の219人で施設内が60人と増加している。職場内34人、友人・知人26人、飲食が7人、その他10人だった。米軍基地関係の感染は12人で、内訳は嘉手納基地2人、キャンプ・フォスター、コートニー、シュワブで各1人、不明7人。
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