楓空さん「たくさんの元気をもらった」 4度の手術乗り越え、手紙に感謝つづる


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 小児がんでまれな「腹膜悪性中皮腫」で闘病し、東京都の病院で7月に4度目の手術を終えた小学校5年生の金城楓空(ふうあ)さん(11)=中城村=が4日、これまでの応援や募金への感謝の気持ちをつづった手紙を、支援団体「ふうあの会」のフェイスブックに掲載した。

 直筆で書かれた手紙には「私のためにたくさんの人が、ぼきん活動やおうえんしてくれたので、ここまでがんばる事ができました。本当にありがとうございました」と感謝を込めた。その上で「しゅじゅつはとてもこわかったけれどみなさんからたくさんの元気をもらって4回のしゅじゅつをのりこえる事ができました」と、メッセージを寄せた。

 両親の均さんと美香さんも、同じフェイスブックの投稿で「今後5年間は、経過観察を続けながら完治を目指します。元気で明るい楓空をこれからも温かく見守っていただけたら幸いです。これまでのご支援・ご協力に重ねて深く感謝申し上げます」とお礼の言葉を述べた。

 募金の余剰金は再発の懸念が消える5年後まで「ふうあの会」で管理し、病気で苦しむ子どもたちのために寄付する考えだという。5日のフェイスブックでは余剰金が8月末時点で、約4900万円あると報告した。