沖縄で入院待機施設の20代職員が感染 他職員の濃厚接触なし


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沖縄県庁(資料写真)

 沖縄県は11日、本島中部の入院待機施設に勤務する20代の男性職員が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県によると、ほかの職員に濃厚接触者はいない。施設は平時から消毒を実施しているとして、閉鎖せずに運用を続ける。

 県によると、職員は8日の勤務後、夜間に倦怠(けんたい)感があり、9日朝に発熱した。10日にPCR検査を受け、陽性が確認された。9日以降は勤務していない。

 入院待機施設は、新型コロナウイルス感染症患者が、搬送先が確保できるまで一時的に利用する施設。職員は患者がいる「レッドゾーン」は担当せず、施設内の事務を担っていた。

 県は「感染経路はまだ不明だが、職場以外の可能性がある」と説明した。