移動式オービスを初運用 沖縄県警、通学路の安全強化に


社会
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移動式オービスを設置し、取り締まりを実施する県警=21日、那覇市金城(県警提供)

 秋の全国交通安全運動が始まった21日、沖縄県警は車の速度違反自動監視装置(オービス)の移動式を初めて使った取り締まりを那覇市金城の通学路で実施した。
 固定式は県内でも高速道路などに設置されてきたが、装置自体が道路全体をまたがる支柱を必要とし、住宅街など細い車道に設置できなかった。

 移動式は2人から運用可能で、幅の狭い車道沿いで活用できる。

 県警交通指導課の仲宗根篤次席は「子どもたちや高齢者の安全を確保するため、通学路や生活道路での速度取り締まりを強化していく。安全運転に協力してほしい」と呼び掛けた。

 県警によると、2021年1~8月の歩行中の中学生以下の事故は56件。このうち登下校中が16件だった。20年同期の事故は51件で登下校中は17件だった。